女子マラソン五輪代表

名古屋国際女子マラソンは、土佐礼子が好タイムで優勝した。選考レースの結果を踏まえるなら、アテネ五輪出場3人枠は、これで野口みずき坂本直子土佐礼子で決まりとなるわけだが、今回も例によって順当には収まらない気配が漂っている。高橋尚子の存在はなかなかに微妙で、早速、多くの評論家、斯界のOBが、高橋が選ばれる可能性は高いと語り散らしている。松野明美などは、当然だが、ささやかな皮肉を込めて。
瀬古や有森のこともあるし、今さら陸連の方法論にケチをつけても始まらないのだが、そのままスルーするのも癪に障るので言わせてもらう。
高橋は選ぶべきではない。
選考レース以外に、キャリアを重視するならそれでもいい。だったら、高橋は選考レースに出るべきではない。無意味に消耗するだけだ。どうして、かくも中途半端なのか、毎度のことながら腹立たしい思いがする。
誤解ないように。五輪の勝ち負けより選考段階の公正さを重視するのが友野のスタンス。結果論で、やっぱり高橋を出してりゃ良かったなんて間違っても言わないので。


(3.16追記)
けっきょく高橋は選から漏れた。順当な結果。高橋の会見での態度は、その心中を思えば見事のひとこと。大したものだ。五輪以外の舞台で頑張ってほしい。